ロストジェネレーション・リバイバル

  • 2020.06.15 Monday
  • 14:31

 

いまから12年ほど前、朝日新聞が始めた連載には、こう書かれていた。

 

「今、25歳から35歳にあたる約2千万人は、日本がもっとも豊かな時代に生まれた。そして社会に出た時、戦後最長の経済停滞期だった。「第2の敗戦」と呼ばれたバブル崩壊を少年期に迎え、「失われた10年」に大人になった若者たち。「ロストジェネレーション」。米国で第1次大戦後に青年期を迎え、既存の価値観を拒否した世代の呼び名に倣って、彼らをこう呼びたい。時代の波頭に立ち、新しい生き方を求めて、さまよえる世代。日本社会は、彼らとともに生きていく」

 

ロストジェネレーションとは、1990年代後半から2000年代前半の「就職氷河期」に社会に出た世代の呼び名である。

 

バブル崩壊後の景気低迷期、「失われた10年」に新卒が重なり、希望の職業に就けないまま、非正規、無職となった。そんな若者たちは「氷河期世代」や「不遇の世代」とも呼ばれた。

 

この世代は、ちょうど、団塊ジュニアでもあり、人口規模が団塊世代の次に大きい。最近、国がこの世代の就職を支援しようとし始めている。

 

私は、ちょうど、ロストジェネレーション世代にあたる。

 

私は大学院への進学を考えていたので、大学を卒業する頃に就職活動をほとんどしなかったが、している人たちは100社受けてもひとつも受からないなんていうのはザラにあった。

 

どこまでいっても、競争社会の渦に巻き込まれた世代のように思う。

 

そんな中で、フリーターになる人もいたし、それぞれが様々な生き方を模索した世代でもある。

 

最近、このロストジェネレーション世代で、しっかりと抑うつポジションを経過させて、自分なりの仕事を活き活きとやっている方々に、出会うことが多い。

 

これはとても嬉しいことです。

 

「教員になりたかった…」けど素晴らしく子どもを尊重した居場所をつくっているとか、あるいは、既存の美容業界のやり方に違和感をもってひとり孤独に自営を営み自然体な美容院を営まれている方や、他にもいろいろ。

 

なぜか男性ばかりなのです。おそらく、彼らは男性だったがゆえに(結婚して専業主婦という選択がなく)、自分の働き方についてどこかのタイミングでしっかりと考えたのではないかと思います。

 

対して、女性が自分の働き方や仕事や生き方を考え始めるのは、主に、中年期です。中年期に、ここを経過できる人は幸せだといえるでしょう。

 

話をロストジェネレーションに戻しますが、ロストジェネレーションは就職氷河期という経済禍にあったともいえるわけです。

 

引きこもりやうつを患い、いまも苦しい方も多くいらっしゃるでしょう。

 

けれども、時代は大きく変わりつつあり、中年となったロストジェネレーションの生き方には、個人的には社会変化の兆しを感じています。

 

今日、車を運転していたら、レクサスとBMWとベンツを運転している高齢者に出会いました。彼らの世代は、こうしたものが価値あるものだった。

 

いま、中年期にあたる世代で、高級車が欲しいという方はいるのだろうか?少なくとも、私の知人にはいないのです。

 

私たちが眼を見開いてみるべき価値とは何なのか?

 

高度経済成長期に始まった妄想の時代は、戦争の解離が取り戻されるとともに、終わろうとしているように思います。

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